現在日本にはナショナルテニスセンターがあり、以前には比較にならないくらい充実した設備を備え、テニスを愛し、志しのある人達に支えられて立派に機能しています。これは本当に素晴らしい発展ではないかと思っています。資金的にもより恵まれ、より機能してくるならば、日本国内にもこういった器のものが必要になってくるに違いないでしょう。いつか日本にこんな施設ができ、世界に通用する選手がもっともっと沢山でてきて(男女ともに)、ぼくたちテニスファンをおおいに楽しませてくれることを切に願っています。
個人でもなく、企業でもない、組織がテニスを愛するということが共通でこんなにも素晴らしいものを作り上げたこと。これを見てみたかったし、日本にも出来るかもしれないという可能性を確認しにやってきましたが、そしてその手応えは十分すぎるほどあったと確信しています。
ATP TOUR HEAD QUARTERを訪れて。
この記事は月刊テニスジャーナル誌で連載されました。文・写真/八田修孝